新築の暖房はFF式のストーブか寒冷地用エアコンのどちらかにするか迷っていましたが、ストーブの展示即売会をしていた業者のお店に行ってきて、即決でFF式ストーブの購入を決めました。
寝室の暖房にFF式ストーブを選んだ理由などについて書きたいと思います。
目次
FF式ストーブとは
FF式ストーブとは、強制給排気式ストーブのことです。
燃焼に必要な空気を家の外から取り込み、ストーブからの排気も家の外へ排出する構造のストーブです。
そのため、空気の供給と排出を行う「給排気筒」を設置するために、壁に穴をあけるなどの取り付け工事が必要となります。
給排気筒があるおかげで、ストーブを点けても灯油の臭いや燃焼による臭いなども全て家の外側に排出されますので、部屋の空気を汚すことがありません。
そして、燃焼用の空気を外から取り込んでくるため換気の必要もないので室内の温度を一定に保てる利点もあります。
ただし、FF式ストーブは6畳用などの小さいサイズは販売自体していないようです。
サンポットの場合、一番小さいのでも「9畳」までで、しかも地域限定品。
一般販売されているのは、「10畳まで」が最小のようで6畳などの部屋で使用するには若干大きく、暖房機器の値段も高めになります。
寝室の暖房はFF式ストーブに決定!その5つの理由とは
寝室の暖房はFF式ストーブに決定して、商品も購入してきました。
今回、購入したFF式ストーブはサンポットのFF式温風暖房機「FF-4210TL N」という製品です。
この商品に決めた5つの理由が
- FF式ストーブの暖かさへの信頼
- FF式ストーブのランニングコスト(灯油料金)の予想がつきやすい
- 子どもの安全面を考慮
- 部屋が早く暖まる
- 早期割引でFF式ストーブを安く購入できた
からです。
① FF式ストーブの暖かさへの信頼
FF式ストーブは寒い地域では昔から使われている暖房機器のため、真冬の寒さ厳しい時でも部屋の暖かさは全く問題ない事が分かっています。
寝室の暖房設備として、寒冷地用のエアコンなども一瞬検討しましたが、
- 真冬時期に本当に部屋が暖かいのか?
- 電気代は大丈夫なのか?
など心配だったので、暖房機器は冒険せずに安心のFF式ストーブにすることにしました。
② FF式ストーブのランニングコスト(灯油料金)の予想がつきやすい
現在の住んでいる借家も新築とさほど家や部屋の大きさは変わらないため、冬季も含めた年間のランニングコストが分かっている事もFF式ストーブを選ぶ理由となりました。
今回の新築と現在の借家で違うところといえば、借家のコンロに使用していたガスが無くなることだけです。
オール電化でもなく、給湯機器は灯油給湯器ですし、暖房も灯油を使用したストーブで一緒のまま。
コンロがIHになることと、食洗器がつくので多少電気料金のUPはあっても、ガス代が無くなることによって光熱費は大きく変わらないじゃないかと考えています。
③ 子どもの安全面を考慮
寝室は子供も一緒に寝る予定なので、火傷のリスクを考量して「温風式」のFF式ストーブを選びました。
輻射式だと燃焼している火が見えるので、心理的なあたたかさを感じる事が出来る反面、こどもが触ると火傷してしまうので。
その点、FF式ストーブでも温風暖房機であればストーブ本体を触ってもすぐに火傷にいたることはないと判断しました。
④ 部屋が早く暖まる
FF式ストーブの温風暖房機は輻射式に比べて部屋が早く暖まると言われています。
寝室なので長時間暖房を使うというよりは「寝る前」と「朝起きる時」の使用がメインですから、部屋がはやく暖まるほうが良いかと思ったのもFF式ストーブの温風を選んだ理由です。
⑤ 早期割引でFF式ストーブを安く購入出来た
新築の2階に付ける暖房機器を検討するため電気屋だとか、ホームセンターを周って見てきましたが、季節的にまだ展示台数が少な目でした。
展示していても、リビングに付ける大型のストーブか灯油を自分で入れる石油ファンヒーターのどちらかがほとんど。
そんな中、暖房器具の取り付けなども行っている業者が暖房器具の早期販売会を行っており、価格から更に10~20%割引で購入することが出来たため、即決しました。
ネットでも事前に価格を調べていたので、ある程度安い金額で購入出来たのもFF式ストーブに決めた理由です。
FF式ストーブ(温風暖房機)のデメリットについて
寝室に導入したFF式ストーブ(温風暖房機)にデメリットがありました。
それは、
- 部屋が温まるのは早いが、冷えるのも早い
- 一定の温度にキープすることが苦手
- 空気が乾燥する
部屋が温まるのは早いが、冷えるのも早い
温風なので、温風の通り沿いは特にストーブの暖かさを感じられます。
ですが、温まった部屋でストーブが消えるとすぐに寒くなってしまいます。
一定の温度にキープすることが苦手
購入したFF式ストーブ(温風暖房機)は、一定の室温にするような運転の仕方が出来ませんでした。
- 一定の温度になると運転が止まる「セーブ運転」
- 指定した室温になると微力になって温風を出し続ける
のどちらかのため、ストーブが止まると寒くなるし、温風が微力でも出続けると部屋が暖かくなりすぎたりと、ちょうどよくならないのが困ったところです。
空気が乾燥する
温風が出るので、空気も乾燥しがち。
加湿器と併用して利用するなどの工夫が必要な時があります。
あとがき
子供が小さいので安全面を考んがえると、FF式のストーブ(温風暖房機)で良かったとは思います。
でも、大人だけだったらFF式ストーブの輻射式の方が使いやすくていいですね。
なお、今の新築一戸建ては石油ファンヒーターは使えなくなっていることの方が多いと思いますので、新たにストーブを用意する方は気をつけてくださいね。