新築を考え始めた時に重要視したことが日当たりでした。
子供がまだ小さく妻と家に一日中いる事になるので、リビングの日当たりが悪かったら毎日が憂鬱になってしまいそうで心配です。
そして、私が大学生の頃に住んでいたマンションで、日当たりが悪いために恐怖の経験をすることになった事も関係していました。
日当たりが悪いことによって、発生する恐ろしい事や後悔・失敗した部屋についてご紹介したいと思います。
目次
日当たりが悪い部屋を契約して後悔・失敗した話
大学生になってアパートで一人暮らしを始めました。
最初に借りたアパートは大学から少し離れていた所にあり、初めての一人暮らしだったので、信じられないような失敗をします。
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そして、大学3年生になるときにアパートの契約更新をしたくなかったので、大学近くのちょっとおしゃれなマンションの1階に引っ越すことにしました。
部屋の仲介会社から紹介された「ちょっとおしゃれなマンション」は、オートロック付きでロフトもある部屋。
しかも大学から近い事もあって、すぐに気に入りました。
ですが、外観を現地で見る事は出来ましたが、全部屋満室だったので部屋の中を内覧することは出来ませんでした。
それでも、
と思い、即契約しました。
そんなことを友人に話すと、
「部屋も見ないで決めたの!?大丈夫か?」
心配する友人をよそに
と、今考えれば恐ろしく安易に考えてました。(笑)
そして、念願のちょっとおしゃれなマンションへと引っ越しました。
ちょっとおしゃれなマンションへ引っ越し!1階は、半分地下に埋もれた場所だった
契約した自分の部屋は、ちょっとおしゃれなマンションの1階にある一番奥の角部屋でした。
引っ越し当日に初めて部屋を見るので、期待が高まってめちゃくちゃドキドキしていました。
初めて室内に入って、いきなり驚かされることになります。
それは、部屋の窓のすぐ下が地面だったこと!
思えばマンションに入るときに、確かに、階段を下りてマンションに入るようになっていました。
そうです!そうなんです!
1階だと思っていた場所は、地面を掘った場所から建てられていたので、部屋の半分は地下に埋まっていました。
1階だと思った自分の部屋は、正確には地下0.5階くらいの場所だったんです!
これには、かなりビックリしました。
しかも、四方八方が同じようなマンションやアパート、民家に囲まれているため日当たりが最悪!
あまりに日当たりが悪いので、2つある窓のうち一つは窓にレースカーテンすら取り付けませんでした。
丸出しです。窓丸出し。
日の光も入りませんが、人の視界も入らないような感じだったので。
たまに、灯油を入れる業者さんが歩く足が見える事はありましたけど・・。(笑)
でも、室内はきれいだしロフトがあるので天井が高く、開放感は抜群!
鉄筋コンクリートのマンションだったので防音効果も抜群で隣や上の階の騒音が気になるという事はありません。
良く言えばおおらか、悪く言えばテキトーな性格なので、細かい事は気にしないことにしました。(笑)
事件発生!床に水滴が浮きだした!
引っ越して少し経ったある日、
最初はそんな程度の認識でした。
その時は床を拭いただけで、大して気にはしていませんでした。
それから、また数日たったある日。
学校から帰ってきたら
水滴の玉が床のいたるところに浮かび上がってきていました。
イメージですが、こんな感じ。
慌てて床を拭いていると、
あるものを発見して心底ビックリしました!
それが、折りたたみのテーブルとイスの裏側に
カビ・カビ・カビ・・・
結構な範囲でカビが生えていたのを見つけてしまったんです。
と思い、速攻でマンションの管理会社に電話しました。
わらにもすがる思いでした。(笑)
よくよく話を聞いてみると、日当たりが悪い上に半分地下にあるため湿気が貯まりやすい部屋だったようです。
窓を開けての換気とかもしていなかったので、湿気が貯まり続けてこのような事態に陥ってしまったのでした。
日当たりが悪いとこんな事になるのかと思い知らされた出来事でした。
管理会社 「除湿器を無料でお貸ししますので、たぶんこれで大丈夫ですよ。」
電話に出たおじさんが救世主のように感じられました。(笑)
すぐに管理会社から無料で除湿器を借りれたおかげで、それ以降は部屋に水滴が浮く事もなくなり、なんとか卒業まで住む事が出来ました。
日当たりの悪さをなめて適切な対策を取らなかったので、痛い目に遭いましたが、良い経験になりました。
日当たりの悪さをカバーする方法とは
日当たりの悪さをカバーする方法として、新築一戸建ての建売住宅を見学しているときに気付づいたことがあります。
それが、
「床の色や壁紙・建具を白などの明るい色にすると部屋が明るく見える」
という事です。
同じ場所に2棟隣り合わせに建っていた建売住宅を見学したときに、リビングの明るさが違って見えるという体験をしました。
その明るさの違いを生んでいたのが、「床と建具の色の違い」でした。
一方の床と建具の色は「ダークブラウン」、もう一方が「ホワイト」が採用されていました。
同じ場所で同じ時間帯に2棟の建売を同時に見学しましたが、床と建具の色を「ホワイト」にしているリビングの方が明るく感じました。
どちらも北側に家が建っており、南側にリビングがありました。
しかし、南側には住宅が建っており決して日当たりは良くありません。
どちらも日当たりが悪くリビングは薄暗く感じましたが、「ダークブラウン」の床は落ち着いて見える分、余計にリビングが暗く感じたのを覚えています。
この経験から、
日当たりの悪さをカバーする方法として、色の明るいものを増やし濃い色の物を減らすことで、心理的に明るさの感じ方が変わることに気が付きました。
あとがき
新築の日当たりの良さは、私たちが家を建てるにあたっての重要な条件の一つになっていました。
それでも、リビングを少しでも明るくしようと思い採用したのが「アカリナ」です。
ただし、これは日の光がある程度当たらないと効果を発揮しないので、日当たりが悪いと効果の見込みは薄いかもしれません。
日当たりは本当に重要ですよね。
大学時代の経験が今に繋がっているので、なかなかおかしな部屋でしたが貴重な体験になりました。(笑)